年末も近くなってきましたので、
2022年の収益不動産の市況を
人口の部分と売買相場の部分で
振り返っていきたいと思います。
2022年の東京圏の人口動態
総務省統計局が記録した
住民基本台帳人口移動報告では
2022年1月~10月の転入転出数では、
一都三県は未だに転入超過ですが、
総務省が公表した
2022年1月1日時点の
住民基本台帳に基づく
人口動態調査によると
東京圏(一都三県)の日本人は、
出生者数の減少などの影響で、
34,498人(0.10%)減少し、
1975年の調査開始以来
初めて減少に転じました。
※総人口は13年連続減少
千葉県ホームページ記載の
千葉県毎月常住人口調査報告書では、
千葉県人口は令和2年から3年の間で
6,473人減少しております。
※世帯数は28,231世帯増加してます
下記画像は千葉県の
人口増減数や人口増減率です。
※千葉県HP内にある
千葉県毎月常住人口調査報告書
より引用
人口減少について
松戸市の減少数は隣接の流山市に
引っ張られている印象はありますが、
人口減少率で見ていくと、
都心から離れたエリアが
顕著に減少しております。
また、人口増減率図を見ると、
東京通勤圏内エリアは未だに
人口増加しております。
東京圏は世界的に見ても
屈指の人口数と経済生産性を誇る
大都市となっております。
※野村総研作成データより引用
上記内容から
東京圏の人口減少報道が出ましたが、
まだまだ東京圏での不動産投資は、
続いていくものだと考えられます。
2022年の売買相場について
※国土交通省作成資料より引用
本業以外での資産形成・資産運用の
ニーズが高まり続けており、
収益不動産の価格は上昇してます。
ただ、リーマンショック時代である
2010年を100とした比較数字なので、
単純比較は難しい部分はありますが、
その時期と比べて約1.5倍程度まで
価格は上昇しております。
現場で仕事をしている感覚として、
2016~2018年頃と比べると
融資条件や融資のハードル自体は
やや厳しい印象ですが、
購入意欲の高い投資家が
非常に増えたと感じております。
不動産投資の大手ポータルサイトの
楽待の会員数の推移としては、
アベノミクスが始まった2013年は
27,792人という数値ですが、
2022年4月に30万人突破しており、
約9年で10倍以上になってます。
あまり良くないニュースが多い
不動産投資業界ではございますが、
それでも資産形成の手段として
不動産を検討される方が非常に多く、
活気があった一年であったと思います。
ちなみに上記画像が住宅用不動産の
不動産価格指数となります。
マンション価格が上昇してますが、
住宅地は比較的穏やかです。
やはり土地値(住宅地価格)を
意識した不動産投資が手堅いと
思わされる結果になりました。
ただし住宅地も人口減少エリアでは
注意が必要です。
最後までお読み頂き
ありがとうございました。
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